Federico Fiora さんヴァイオリンの進捗⑤ 2024/05/29 フェデリコ・フィオーラさんより続報です。 スクロールの形成が始まりました!音には直接関係のないところですが、製作家のセンスと腕の見せ所です。 写真は、角材をバンドソーで切り出したものです。線からはみ出ている部分をやすりなどで削り、アウトラインの曲線を仕上げます。 アウトラインが整ったら、ペグの位置を決めてドリルで穴をあけます。 そして、側面の幅を削って、のみで渦巻きの1周目を掘り始めます。 ペグボックスの側面、渦巻きの1周目がきれいにならされました。 渦巻きのカーブに合わせていろんなサイズの丸のみで掘り進め、削り跡を消すためにスクレーパーと呼ばれる厚さ0.5㎜ほどの小さな金属板で凸凹を削り取りました。 渦巻きのラインに沿って角を面取りすれば、スクロールの側面は完成です! ペグボックスは、貫通してしまわないよう細心の注意を払いながらドリルで大量に穴をあけ、そこをのみなどでほじくって仕上げます。作業がしにくく、きれいに仕上げるにはかなりの技術を要します。 スクロール作り、最後は背面の2列の溝です。こちらも丸のみとスクレーパーで形成しています。 仕上がりました!! 次回は、スクロール・指板・箱の合体です その他