技術日記⑭　in 名古屋

みなさまこんにちは～🍂

餃子が好きでいろいろレシピを研究している I です。先日は玉ねぎも入れてみたら、甘みとしっとり感が足されてよい感じでした(≧▽≦)

 

さてさて、名古屋店から日々使っている道具の紹介です！　このヘラのようなものは何でしょうか？

こちらの道具、溝切ヤスリといって、
ヴァイオリン修理においては、駒とナットの溝を掘る専用と言ってもいいくらいに大活躍のヤスリです。
厚さが均一な金属でできていて、表面ではなく側面がザラザラして削れるようになっています。

いくつか違う厚みのものを使用して、弦の太さによって溝の幅も変えています｡

弦がすぐ切れてしまう場合この溝に問題があることも少なくないので、案外繊細な作業です。
 

ほとんどの作業に言えることですが、どの作業にどの道具を使用するのかは、ほんとうに人によります。ですので、下の写真のような細い丸ヤスリで溝を掘る職人もいます。

環境を変えないかぎり、なかなかほかの職人がどのように作業しているのか知る機会もないので、同業他社の職人のやり方は気になるところですね。

ヤスリが消耗してしまったときは、研いでナイフにすることができます。

堅くて丈夫な金属でできているからこそ可能な、ヤスリの再利用です。