技術日記㉗ in 京都
2025/07/24
みんさまこんにちは!
暑い日が続いておりますが、お元気でしょうか?
今回は京都店からのお便りです〜🎐
~~~~~~~~
ヴァイオリンのモデルのお話
多くのヴァイオリン製作家はヴァイオリンを作るときに、過去の有名な製作家の楽器の型からテンプレートを作っています。
このテンプレートによく使用されるのは、ストラディヴァリやガルネリといった18世紀クレモナで活躍した巨匠たちの楽器です。(他にも巨匠と呼ばれモデルにされる製作家は多数いますが、今回は割愛します)
ざっくりとしたそれぞれのモデルのイメージですが、
ストラディヴァリの楽器をモデルとしているものは“ストラドモデル”と呼ばれていて、その端正でバランスの良い見た目や音の華やかさ・安定感から、作り手、売り手、買い手の全方向に最も人気があります。
対してガルネリモデルは、そのアンバランスさゆえに下手に真似るとただバランスの悪い楽器になってしまう難しさがありますが、技術とバランス感覚を兼ね備えた職人によって作られたものの存在感は見た目・音ともに圧巻です。
2つのモデルを見比べてみましょう。
左(上)がストラドモデル、右(下)がガルネリモデルです。
スクロール、ボディのアウトライン、F字孔、Cカーブ(くびれ部分のカーブ)といった部分をじっくり見比べると、違いがあるのがお分かりいただけますでしょうか?
ストラドモデル(Davide Somenzi作)
ガルネリモデル(Davide Somenzi作)
ストラドモデル(Davide Somenzi作)
ガルネリモデル(Davide Somenzi作)
どちらのモデルがお好みでしたか?
同じストラドモデルでも、ストラディヴァリのどの楽器をモデルにするかでまた変わってきますが、これ以降の深堀は専門家に任せておきましょう。
ちなみに、ニスの色、ペグやテールピース等のフィッティングパーツの色や形は、楽器のモデルとは関係ありません。製作家本人のスタイルや注文者のリクエストによって決まっています。
~~~~~~~~~
それではまた👋
I より✉


