株式会社ヴィルトゥオーゾ

技術日記㉜ in 名古屋

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技術日記㉜ in 名古屋

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2025/10/16

みなさまこんにちは😃

先月に引き続き今月も名古屋店から技術日記が届きました♪

今秋のイタリア出張に研修で着いて行っておられたので、そのレポートをお願いしておりました。

初めてクレモナを訪れた技術者のレポをお楽しみください😊 いくつかの視点に分けて書いてくださっています!

今回はクレモナ出張のレポートをお届けします。
まず気になったのは、Civaをはじめとしたアンティークコピーを作っている作家の工房にあった原寸の見本です。
この見本は写真をプラ板に貼ってアウトラインに沿って切り取ったもので、2次元ですが表板や裏板を再現しています。"原寸"というところが重要で、傷の入り方、ニスのかすれ方、微妙なアウトライン等々を複合した全体の雰囲気は、写真を頭の中で拡大したり縮小するだけでは製作に落とし込むのが難しいです。工房によっては、内型やテンプレートと同じくらいこの原寸見本が壁に吊ってありました。

次のVoltiniの工房では、年季の入った道具たちも目に入りましたが、綺麗に染められたツゲのペグが目を引きました。

ヴァイオリンでツゲというと褐色の落ち着いた色をイメージしますが、櫛や将棋の駒のように本来は明るい黄白色をしてします。セットアップでペグ合わせをする都合上、必ずペグのシャフトを削らなければならないのですが、削りたての黄白色とつまみ部分の褐色ではチグハグな印象になってしまいます。

そこで白木を染めるという作業が必要なのですが、木目や個体差によって毎回同じ結果にならないため、色合わせには少しコツがいります。

工房で拝見した制作中の楽器のペグは、色だけでなく質感もつまみとあわせており、大変綺麗な仕上がりでした。

次は作業台の工夫です。

製作家は各々の製作スタイルがあるため、作業台にすら個性が現れます。Bernabeuは背が高いためか底上げをしており、天板の高さは私の肘ほどもありました。

Levaggiは作業内容によって机を変えているようで、置いてある道具も作業途中の楽器も、段階によって4〜5台の作業台に分けて配置されてありました。

最後に展示の工夫です。

製作家は作って終わりではなく、ディーラーや個人顧客と商談をしなければなりません。道具がひしめき合い、木くずが散乱する工房もそれはそれで趣がありますが、アンティークな木製家具やシャンデリアをはじめとした調度品、凛として展示された楽器は、魅力的な空間を演出します。また、それと同時にある種の緊張感をももたらします。これらの要素は商談をよりよいものとする手助けとなるでしょう。

中でもCiva,Schudtz,Slaviero,Morassi,Totoなどの商談スペースはとても手が込んでいました。
その他にも多くの工房にお邪魔させていただきました。ありがとうございました。

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