楽器とヒトのための湿度管理 その2
2021/01/13
割れ、剥がれ事件 多発中!!🚓
割れや剥がれ、また弓毛が勝手に短くなる事件が全国で多発しております。
【発生場所】自室にて
【状 況】大切な楽器なので、自分がいつも過ごしている部屋に置いていた。
【発生した事故】楽器が鳴らなくなったので、慌てて楽器店に持ち込んだところ、剥がれてますね、と言われた。心なしか弓毛も短くなっている気がする。
【事故の原因】ここ数日の激しい冷え込みに、楽器も寒いのではないだろうか!とかなり心配になり、思う存分暖房を焚いていたことだろうか。
自分の喉もなんとなく痛い気がする。
【再発防止に向けて】湿度管理が大切である、とのアドバイスを受け、加湿を心がけることに。
ダイレクトに楽器を加湿してあげよう!
写真はダンピット Violin用
チューブの表面には小さな穴が開いており、写真では黄色く見えてますが、白っぽい芯が見えます。
これを、チューブごと水に沈めて、中の芯材に吸水させます。
水を含むと、水滴がしたたり落ちますが、楽器の中に入れるものなので、あまりポタポタな状態ではよろしくありません。
蛇口からポタポタ垂れる水のイラスト
こういう状態はダメですので。
余分な水分をタオルの上などで、押すようにして優しく絞り出すと…
いい具合に水を含んだ緑色のチューブが出来上がります!!
コツは優しく、ねじ込んでいく感じで!
装着完了!
あとは、部屋の湿度計を見ながら、乾燥状態に合わせて、適宜、ダンピットに吸水させてあげましょう。
写真はViolin用でしたが、Viola用、Cello用もありますので!!
楽器もヒトも、極度の乾燥状態になってしまわないよう気を付けながら、
この寒い時期を、コロナ禍を!!
頑張って乗り切りたいですね!!