垣内絵実梨 & 垣内響太 ヴァイオリンデュオリサイタル
2022/08/07
◎コンサート情報
垣内絵実梨 & 垣内響太
ヴァイオリンデュオリサイタル出演者:垣内絵実梨、垣内響太
ピアノ:垣内裕子
会場:Cas'Applausi Hall カーザップラウジホール
主催:Cas'Applausi
協賛:キムラピアノ工房、(株)VIRTUOSO VIOLINS
◎本編
今回は、2022年8月6日に行われた「垣内絵実梨&垣内響太 ヴァイオリンデュオリサイタル」第1部の様子をお届けいたします。垣内絵実梨さん、響太さんのデュオリサイタルということで、J.M.ルクレール「2台のヴァイオリンの為のソナタ作品3より 第2番 イ長調」からはじまり、M.モシュコフスキー「2台のヴァイオリンとピアノの為の組曲 作品71 ト短調」で締めくくられた本コンサート。
息の合った演奏に、息をのむ会場。次曲への期待感が高まります。
続く2曲目、3曲目では、響太さんが先日出場した「バッハ国際コンクール2022」の課題曲を演奏。
J.P.von ウェストホフ「無伴奏ヴァイオリン組曲 第1番 イ短調」と、J.G.ビゼンデル「無伴奏ヴァイオリンソナタ イ短調」です。ベルリン芸術大学に通っている響太さんは、最近では、バロックのカテゴリーに力を入れて勉強しているそうです。
今回のリサイタルでは、ドイツ仕込みの本格的なバロック、ヴァイオリンでの演奏を聴かせてくれました。現在、「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」の2ndヴァイオリン奏者として活躍し、その成長が著しい絵実梨さん。
最初から最後まで、二人の美しいデュオに心を奪われる、素晴らしいコンサートでした。
◎出演者情報
🎻垣内響太 Kyota Kakiuchi(Violin)
2003年生まれ。2歳半からヴァイオリンを始める。幼少期より数多くの国内外のコンサート、コンクール等に出演し実績を築く。
2012年、SKOに9歳で最年少ヴァイオリニストとして入団。
翌年10歳で単身で渡英し、イギリスの名門校:メニューイン音楽院 にイギリス政府奨学生として留学し現在に至る。このニュースは当時“若者の挑戦”ということで「AERA誌」に取り上げられた。
2018年4月にはスイス、ジュネーブで開催された「2018メニューイン国際コンクール」に全世界から出場権を獲得したヤングコンテスタントとして出場。
2019年3月、ベルギー、ブリュッセルで開催された「A.グリュミオ国際ヴァイオリンコンクール2019」で優勝(2位無)、同ガラコンサートに出演。又、同年6月にはイギリス、ロンドンの歴史ある名高いウィグモア・ホールにて、 YMSの卒業演奏会に、現役生で初のソロ奏者として出演し好評を博す。
2021年、メニューイン音楽院卒業。同年にメニューイン音楽院を卒業し、現在はベルリン芸術大学に在学している。
2022年にドイツ、ライヴツィヒで開催された「バッハ国際コンクール2022」セミファイナリスト。
Noah Chastainやベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第1コンサートマスターのBendix-Balgley、2ndヴァイオリン首席奏者、Marlene Ito、Christophe Horak各氏に師事。
使用楽器:Giuseppe Guadanini, 1780
🎻垣内絵実梨 Emiri Kakiuchi(Violin)
2017年に「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」(以下「SKO」)に入団。同年、11歳でイギリスの名門校:メニューイン音楽院 にイギリス政府奨学生として留学。
第70回全日本学生音楽コンクール1位(名古屋大会)、「A. グリュミオ国際ヴァイオリンコンクール2019」2位等、多数受賞。
2019年、ドイツのワイマールで行われた「ルイ・シュポア国際コンクール」ファイナリスト。
現在はメニューイン音楽院にて、小野明子、Tereza Pivratska、室内楽をIoan Davies、David Dolan、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団2ndヴァイオリン奏者であるChristophe Horakに特別師事。
SKOの2ndヴァイオリン奏者として活躍中。
使用楽器:Camillo Camilli, 1734