技術日記⑩ in 京都
2024/09/04
弓の毛と湿度の話
湿度が高いですね💦
湿度の変化によって、弓の毛はかなり長さが伸び縮みします。
湿度が高ければ伸び、低ければ縮みます。
この特性によって、急な湿度の変化があったとき(湿度の高いところから湿度の低い場所に入ったときなど)に毛がぴんと張り、一番弱い部分に大きな負荷がかかっていしまいます。最悪の場合、折れてしまうこともあります。折れた弓は、修理で形を戻すことはできでも、性能は元通りには戻りません。
そのような 悲しいことが起こらないように、弓を使用しないときはしっかり緩めましょう(^_-)
緩めたつもりでも緩まっていないこともありますので、ご確認くださいませ!!
下の写真のように、ネジだけ外に出ていて、フロッグが動いていないときは、そっとフロッグ(毛が出ている、中指や薬指が当たるパーツ)を革巻きの方向に押してみてください。
それではまた👋
I より✉