Federico Fioraさんヴァイオリンの進捗③
2024/04/25
Federico Fiora フェデリコ・フィオーラさんのヴァイオリンは着々と進んでいるようです。
前回厚み出しまで終わっていた表板は、F字孔の切り出し。
糸ノコやナイフを使って切り出していきます。
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F字孔のあとは、バスバーを接着します。
表板全体に振動を伝え、かつ表板が割れないように補強するための重要な部品です。
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バスバーを接着し形を整えたら、サインや刻印をして表板が完成しました。
箱を閉じる準備完了です。
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横板にのりしろとなる“ライニング”を接着しています。大量の洗濯ばさみは、軽さ・はさむ力共にちょうどよく、クランプ代わりに使用しています。
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接着し終わり表板との接着面を平らにならせばあと一歩。ラベルを貼って刻印サインをしたら、こちらも箱閉じの準備完了です。
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ついに箱閉じです。
接着は、ニカワを使用していて、修理しやすくなっています。ただ、高温多湿の状況下では、わりと簡単にはがれてしまいますので楽器の保管場所には注意が必要です。
![](/common/upload_data/violins-shopcom2/image/20240515155439.jpg)
裏板・横板・表板が合体し、箱が閉じました!
ずいぶんと完成形が見えてきましたね。
次回はどうなっているのでしょうか。お楽しみに